今回は以前の記事やんばるアートフェスティバルで書ききれなかった分のご紹介になります!
今回は「大宜味村立旧塩屋小学校」に展示されていた作品たちのご紹介でございます!
Part1をまだ見ていない方はそちらからご覧ください👇
では早速行きましょう!
目次
- 1 大宜味村立旧塩屋小学校について
- 2 塩屋小学校体育館
- 3 校舎での作品展示
- 3.1 工芸品+販売スペース
- 3.2 WE ARE HERE/たどり着いた場所【アートモ】
- 3.3 Grid Corrections【ゲルコ・デ・ライター】
- 3.4 Clones Project 2009-2015 【エルダル・インシ】
- 3.5 FIND THE LUCKY BIRD 【伊藤彩】
- 3.6 衣食住【ホテル アンテルーム那覇コレクション】
- 3.7 ニライカナイより遠く暗い場所【谷原菜摘子】
- 3.8 TV Accident と都会のアルバム【金氏徹平×森千裕】
- 3.9 Blazed Paradox 【Chim↑Pom】
- 3.10 BUG/GLITCH 【我喜屋瑳佐務】
- 3.11 郷愁 【曳野真帆】
- 3.12 sync 【「THE SNOWFLAKES」from TOBIU ART COMMUNITY】
- 4 最後に
- 5 やんばるアートフェスティバル
大宜味村立旧塩屋小学校について
やんばるアートフェスティバルの拠点となる、大宜味村立旧塩屋小学校についてちょっくらご紹介いたします!
大宜村立塩屋小学校。大宜味村には村立の小学校が全4校存在しますが、その4校すべてを廃止し、塩屋湾外の埋め立て地「結の浜」に新設される小学校に統合されるました。この計画に沿って、塩屋小学校は廃校しました。
当校は沖縄の塩屋湾内をのぞむ小さな岬という立地に存在します。塩屋湾は国の重要無形民俗文化財の里としても知られていますが、そんな由緒ある場所に、実に111年もの歴史をもつ塩谷小学校。こんなきれいな場所で幼少時代をすごす子供たちはきっと綺麗な心をもっているのだろうな、と思わざるを得ない、すばらしい校舎です。

体育館からの眺めがこちらになります!
うらやましい。うらやましすぎる♥
こんな場所で体育の授業を受けれるなんて、嫉妬してしまいます!
朝礼なんかも苦じゃないですね~😅

窓から見える景色は自然のみ!
何にも邪魔されずやんばるの大自然を見ることができます!
塩屋小学校体育館
体育館で受付を済まして早速展示作品を見て周りましょう♪
体育館では、やんばるアートフェスティバルのグッズ販売+作品展示が行われていました!
体育館での展示は、谷本研さんの作品です。
テーマは、やんばる旧小学校々歌八景

やんばる旧小学校々 「はるかにあおぐろっこうの やまふところにだかれてーー」 これは神戸市の山間部出身の私が通っていた小学校の校歌の一節です。歌の心を知るより早く”音”として刷り込まれ、卒業式以来歌うことがなかったはずなのに、今も記憶の底に残る歌詞を反芻すると、六甲山地を切り開いてできた郷土特有の風景が思い起こされます。 旧塩屋小学校をメイン会場にした本フェスティバスへ参加するにあたり、今年度ついに世界自然遺産に選ばれたことで外からの視線が集まる一方、2016年頃を中心にやんばるの多くの小学校が廃校になったことを知りました。そんな地域のそれぞれの場所で生まれ育ったみなさんの記憶に刻まれる校歌を紐解くことで、やんばるを内側から照射するような作品ができるのではないかと考えました。そして、大宜味村と国頭村の廃校、休校8小学校(津波小、塩屋小、旧大宜味小、喜如嘉小、佐手小、同・辺野喜分校、北国小、楚洲小)の校歌に歌われる風景を”八景”に見立てます。 風のさわやかな荒磯、照り映える山波、緑したたる森、つきぬ川の流れ、、、 素朴な旋律に身を委ねる気持ちで、そこに織り成された地域の誇りとなる風景を発見してください。
まず舞台のど真ん中には、やんばるの風景とそれぞれの小学校の校歌の歌詞がドドン!と展示されていました!

そしてその前には、机の上のに置かれたオルゴール。

各小学校の校歌がオルゴールになっていました。

オルゴールの隣には、小学校の説明書きが、、
実際に取っ手を回して校歌を聴くことができるようになっています。
オルゴールで聞くことによって、優しくてとても懐かしい感情が溢れ出てきました。
校舎での作品展示
さてさて、大本命の小学校校舎内で展示されている作品をどんどん見ていきましょう!
教室ごとに各アーティストの作品が展示されております!
まずは、工芸品等を展示しているスペースへ→
工芸品+販売スペース
体育館隣の部屋では多数のアーティストの方の工芸品が展示されています!この作品は購入することも可能になっております!
沢山展示されていたので、私の気になったものだけ抜粋して2作品だけご紹介したいと思います!
まずは、「oroku」の作品。


こちらのシンプルなやちむんです。 一番最初に目が行った作品です。
シンプルかつ上品で、素で勝負致します。というような感じがたまらなく刺さりました💘
続いて、ポメーロさんの作品。



こちらのドライフラワーなどを組み合わせた藍色が特徴のリース。
亞人の藍で染めているそうで、このアートフェスティバル特別仕様なんだとか。。
やんばるアートフェスティバルのInstagramをフォローしていて、このリースが目に留まりもし購入できるのであれば買いたい!!とこれを求めて最終日間近に参戦しました!!
まだ、作品があったのと最終日前日という事で、20%OFFになっていまして願いが叶いこの藍色のリースを今回購入してしまいました~😅

⇧購入したのがこちら~シンプルな真っ青のリース。他にドライフラワーが混じった作品もあり迷いに迷ったんですが、最終的にやっぱり青だけが良いと思い買ってしまいました👏💙
販売スタッフさんも「やっぱシンプル青がいいですよね~♪私も実はこれ狙ってました👀」と楽しくおしゃべりしながら選んだのですが大大満足でございます!!
毎日綺麗です☆
お店は今帰仁にあるという事ですので、近々ポメーロさんにも足を運んでみたいと思います!
WE ARE HERE/たどり着いた場所【アートモ】
2つ目の教室での展示に参りましょう!
アーティストはアートモ
テーマは「WE ARE HERE/たどり着いた場所」

ARTMO:人々が心で繋がり支え合う、未来に残る社会活動を追及するプロジェクト集団。
主に障がい者の様々な問題に対する支援やプロジェクトを立ち上げている。個性を表現する人に垣根はなく、障がい者も同じ今を生きる人として社会に共生する場を創出する。閃きや直感に満ちた世界は人々を魅了し、社会を支える大きなチカラとなる。沖縄の多様な文化が育んだ愛すべき個性を、未来に繋げていく活動を行っている。
WE ARE HERE/たどり着いた場所 多種多様な生物が共存する事で独自の生態系を織りなすやんばるの森、その魅力を深める要因として固有種の存在が挙げられる。地球の未来を考えて世界や首都圏を見るのではなく、地域の未来を想って目前の個性の素晴らしさに気づかなければならない。 今こそ自然に習い様々な個性と共存する社会を目指す事、それが本来の我々の姿なのではないだろうか。
このブースには沢山の方が描いた絵が飾られていました。全てを紹介することは出来ないので、こちらも抜粋してご紹介していきます。






どれもこれも個性的で、独特な色遣いで表現されている作品が多々ありました。
そしてこの教室で、一際個性を解き放っていた作品がこちらです。



ステンドガラスのような色使いと、細かい模様がとても特徴的でした!
これらの作品を描かれたのが、たけむらあいかさんという方

こんなにもカラフルで素敵な世界をみせてくれるのは凄く嬉しいですよね!
ARTOMOさんの展示会場では、作者が違えば同じ物でも見え方が違うし、表現の仕方も違ってくる、また絵を描くモノにまでそれぞれ違いがありとても面白かったです。
アートは個性を爆発させるツールだと私も思っていたので、皆さんの個性を沢山受け取れることが出来て嬉しかったです☺
Grid Corrections【ゲルコ・デ・ライター】
続いては、ゲルコ・デ・ライター
テーマは「Grid Corrections」
Gridとは格子状のものをさします。Crrectionsは修正・補正を意味します。

ゲルコ・デ・ライター:彼の作品は風景の表現をどこまで減らすことができ、それでもなお認識可能であり続けることが出来るかを探求しています。
Grid Corrections 18世紀末、ジェファーソン大統領は測量士に依頼して、アメリカ中西部と南西部を縦横1マイルずつの正方形の区画に分割した。植民者は自分の区画を選んで、それを耕すことができた。しかし、測量士には問題があった。地球を単純に正方形の区画に分割することはできない。丸い地球の上に、幾何学的な2次元のグリッドを敷くことはできない。地球は休憩なので、架空の経線は収束してしまいます。 公平で民主的な区画割をするためには、グリッドを修正しなければならないのだ。 このグリッドによって、理論と実践が20マイルごとに一致するようになったのです。 アメリカ中西部の道路網は、いまだにジェファーソングリッドで決めている。しかし、完璧にまっすぐな道路も修正されなければならない。GoogleEarthを見ると、このような修正が繰り返されることで、まっすぐだったり、曲がっていたり、常に工夫された魅力的な交差点が生まれていることがよく分かります。 ゲルコは、これらの修正箇所を何千も集めて、ストップモーションフィルム「グリッド補正」を制作しました。このフィルムは人間がいかに地球をコントロールしようとして生きてきたかを、目を見張るような方法で示しています。自然は人間よりも強いように思えるかもしれませんが、同時に人間はその無限の創意工夫で常に自然を克服しようとしています。


映像も同時に流されておりました。上記のような写真が代わる代わる映し出されておりました。
「ん~わからない、難しい。」というのが正直な感想。
2枚目の写真はどこを映し出しているのかも分かりません。ただこういった身の回りにあるものに美や感情・考えを見出せるのがとてもうらやましく思います。
たまに聞く数学の式が美しいとおっしゃる方がいますが、その感覚?を感じてみたいと思うことが多々あります☺ 私には難しすぎて追いつかなかったので、この辺で次に行きましょう(笑)
Clones Project 2009-2015 【エルダル・インシ】
エルダル・インシ
テーマは「Clones Project 2009-2015」です。

Clones Project 2009-2015 エルダル・インシのアート活動は、公共空間や集合的な記憶一般について考慮するものです。ビデオ作品では、公共の場でパフォーマンスをする自分を撮影し、新しい振り付けの方法を模索しています。 パフォーマンスの連続した瞬間を重ね合わせ、タイムラインを弄ることで、動きのパターン全体が彼のビデオの中で見えるようになります。 自分が歩いたり走ったりする様子を撮影して、リズミカルな動きを得る。 彼に、それらの単一の行為はゲシュタルト効果を持つ移動パターンに変わり、全体としてはパターンは一つの生物のように振る舞います。 そのうち、自分がパフォーマンスを行う環境について考えるようになりました。人的資源やその他の制作費の制限を受けずに、1人で大規模なパフォーマンスの振り付けができる大きな公共スペースを探すようになりました。 彼は一般的に、街の風景や公共の広場をフレームの舞台として使用しています。 彼は「私は、空間が私に特定の振り付けを想像させるきっかけとなるほうが好きです。また私はこれらの場所を、私たちが慣れ親しんでいる混沌とした群衆から切り離したいと思いました。私はフレームの中に見える建築物と、私たちの認識の中にあるその歴史によって作られた時間枠に、ある種の中断された時間を加える方法を探しました。」と語っています。
彼の作品は映像になります。


集合体恐怖症の方は少し苦手かもしれません。特に1枚目画像の円を描いているものは密に集合していました(笑)
この動画は終わり無く動作が繰り返し映し出されており、言い表せれない不安な気持ち?が沸き上がってきて、長くは居れませんでした💦
FIND THE LUCKY BIRD 【伊藤彩】
続いては伊藤彩さんの作品。
テーマはFIND THE LUCKY BIRD
この方は辺土名商店街の「コイノボリー」も制作された方です!
塩屋小学校にも独特な世界が広がっていましたので、見ていきましょう👀

FIND THE LUCKY BIRD やんばる国立公園を抜けて辺戸岬に向かう道中、やんばるくいなに出会いました。初めて足を踏み入れたやんばるで、やんばるくいなに出会えたのは何かのご縁だと思い、やんばるくいなを絵に登場させました。なかなか見れないやんばるくいなに会ってもらうべく人々は村中にやんばるくいなの像を作っています。会えなくても、残念な思いをせずにいられるという優しさを感じました。私もその思いに乗っかって、やんばるくいなにあってもらうよう仕掛けをしました。会場でARにてご覧いただけますので、ぜひ「やんばるさん」に会いに来てください。
作品がコチラ👇




コイノボリーの時と同じく、ビビットな色使いでどの絵も目を引きます。
コイノボリーの壁には、この絵たちが切り取られたものが張り巡らされていたんだと思います!!
ちなみに2枚目の写真の絵にやんばるくいなが隠れていますので見つけてみて下さいね~☆
こちら以外にも放送室?もデコレーションされていました!


カラフルな世界でしたよ~🌈
衣食住【ホテル アンテルーム那覇コレクション】
続いては、那覇にあるホテルアンテルームから3名のアーティストの作品になります。
テーマは「衣食住」

衣食住 人間の営みの基礎となる衣食住。 当たり前の生活を一つ一つ読みほどきました。暮らす・生活するという自然の行為と近いようでほど遠い「ホテル」という空間を人々が自由に行きかい楽しめるように作品をセレクトしています。 衣服はにんげんが身にまとうためだけにあるわけではない。かたちや素材感を改めてみることで普段気に留ていない美しさを感じる。




この様な、作品が展示されていました!
アンテルームはホテル内にギャラリーがあるので、そこでも同じ作品を見ることができると思いますよ~♪
1度宿泊したことがあるのですが、入口から凄いです・・・✨
ぜひ宿泊してみて下さいね~
ホテルアンテルーム那覇HP:https://okinawa-uds.co.jp/hotels/anteroom-naha/
ニライカナイより遠く暗い場所【谷原菜摘子】
谷原菜摘子:黒や赤のベルベットを支持体に、油彩やアクリルのほかにグリッターやスパンコール、金属粉なども駆使し、「自身の負の記憶と人間の闇を混滑した美」を描く。
テーマは「ニライカナイより遠く暗い場所」です。

ニライカナイより遠く暗い場所 私はこれまで私たちが生きているこの世界を、人間同士の争いや自然災害が絶えず起きている苦しみに満ちた「憂き世」と捉えてきました。 その上で自分の内在するイメージを発着点として神話や民話、あるいは現代社会の暗部と接続し、それぞれの作品について物語を創りそれに基づいた世界を絵画の中に構築してきました。 今回の展示では、沖縄に訪れたことで生まれた新しい物語をもとに制作した新作と、関連する旧作を展示します。 展示場所である教室に「絵画で異界を出現させる」ことを目的とし、事前リサーチした風景を反映させた新作と旧作を構成することで、「ニライカナイ」よりも遠く暗い場所を創りあげます。
ニライカナイとは、「ニライカナイ」とは海のはるか向こうや、または海底にあるとされている、理想郷のことを指します。
そこは、自然からの恩恵を授けてくれる「神様の島」であり、そして「あの世」だとされています。沖縄特有の信仰に深く関係する言葉で、生命の生まれる場所や死後に行く場所と考えている人が多いそうです。またニライカナイにいる亡くなった祖先は死後7代で、守護神に生まれ変わるとも考えられています。

谷原さん作品は全てメタリック?な感じで描かれておりました。




どこか特異な雰囲気を醸し出している作品でした。
メッセージ性がとても強く、無理に解釈しようとしなくてもなんとなくこの絵を通して伝えたいことが分かるような気がしました。
中でも少しぞっとしてしまったのがこちらの作品。👇

絵の中と同じ机の配置で、調度同じような位置に飾られている絵には同じ空間の中に描かれている女の子が。。。
この状況を理解した時は少しぞくっと致しました💦
谷原さんの作品は、人生の中でも黒く暗い部分を基に描かれているのですが、キラキラした絵の感じもあるのかどこか美しく見える気もしました。

一番大きな作品がこちらになりますが、こちらは谷原さんの作品スタイルでもあるベルベットの生地に描かれているものでした。
TV Accident と都会のアルバム【金氏徹平×森千裕】
続いての作品は、金氏徹平さんと森千裕さんの協働の作品となります。
テーマはTV Accident と都会のアルバム

TV Accident と都会のアルバム 独自の視点による都市観察を通じて拾った断片を取り込み作品を制作する森千裕と、身の回りの事物を素材に部分を切り抜き繋ぎ合わせることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的手法を用いて作品を制作する金氏徹平。 メディアやイメージを自在に組み合わせながら、離れた空間、時間、文脈を行き来しつつ制作する2名が協働した作品によるインスタレーション。

この作品は確かレンチキュラー(?でしたっけ)になっていて、動くと違うものが映し出されます。
MJの写真がコラージュされていて、とてもPOPで私好みの作品でした(笑)








コチラの作品の雰囲気は全体的にPOPでとても私好みの作品が多かったです😅
Blazed Paradox 【Chim↑Pom】
Chim↑Pom:卯城竜太・林靖高・エリイ・岡田将孝・稲岡求・水野俊紀により、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追及し、現代社会に全力で介入したクリティカルな作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、独自でもさまざまなプロジェクトを展開する。
テーマ、Blazed Paradox

Blazed Paradox 自動に動き回る掃除ロボットを使った巨大ペインティング。延々と掃除しながら自らもペンキで床を汚し、またその掃除を繰り返す。 無限やカルマ、パラドックスをテーマにしつつ、ダウンタウンでの落書きや浄化運動などをギャラリー内で可視化する。

大きなキャンバス内に置かれたお掃除ロボたち。


せっせとお掃除しておられました。
これを仕上げるまでの過程の動画が流されていたのですが、その隣に軽石が置かれてあり全てを把握致しました。
もともとこのキャンバスは白地でお掃除ロボが働くにつれどんどんと青色が浮かび上がってきておりました。
白地=軽石が敷き詰まっている状態。 青色=元の綺麗な海に戻る。
つまり、今沖縄で問題となっている軽石についての作品という事が分かりました。
今の社会問題を芸術に取りこむことで、広く知らせる素晴らしい作品です。
BUG/GLITCH 【我喜屋瑳佐務】

BUG/GLITCH 人間は賢くなりすぎた。 私たちが住むこの世界は、一度全てを破壊するしかないのでは?と思うほど、それはもう混乱に混乱を極め、大変な不具合と障害での収拾がつかなくなっているようにしか思えません。 救いのない神はどこへ行ったのでしょう。いや、そもそも救いの神など存在しないと信じています。しかし、荒ぶる神はいると思います。怒りを買ってしましました。 物理的に怒りをぶつけてきているではありませんか。 困りましたね。 こうなったら個々が自分の中で神を設定し、今を受け入れ心の整備をするしかありません。神がいないこの世界でも、どこか余白に愛は存在するはずです。



作品紹介の文章の感じもあり物語性を強く感じる作品です。
絵本のような雰囲気の絵は神が描かれています。
絵は全体にびっしりと描かれているのではなく、余白を残して描かれています。ここが愛を見つける場所なんだと思います。
この作品が展示されていた教室の前に遊具のブランコがあったのですが、見事に真っ二つに、これも神の怒りなのでしょうか?

とても興味深かったです👏
郷愁 【曳野真帆】
続いては、曳野真帆さんの作品。
テーマは、郷愁

郷愁 ガラスのグラスを大量にテグスで吊り、水を入れ、少しの塩と時計の部品を沈め、映像を投影するビデオインスタレーション。 グラスは常にゆらゆらと揺れて、映像の光を反射し、影を落とし、歪ませ、煌めかせる。 水の沈めた時計は、壊れ、染み付いていた手垢で水を濁らし、会期中徐々に錆びていく。 ビデオというデジタルメディアの永久的な再生と、吊るされたグラスにおける一過性の現象が重なり合う。これは記憶と世界への思考である。私の居るこの場所は、無限でも永遠でもない。 我々の時間は、位置は、感情は、常に流れ続け、本来はその一瞬も掴み取ることはできない。過去と未来の狭間にある現在は、いつも曖昧である。 しかし僅かな共通項が、源流となり、私は身体に血を通わせることができる。 それが世界との無限の繋がりの始まりである。世界のほとんどのことを私は知らない。そのうち私は居なくなるだろう。それでも、私は透明な入れ物で世界を掬いとる。曖昧な記憶、にじみ揺らぐ視界、居場所の無さ、全ての喪失、終わりのない鎮魂。 それらが繋がり、新たに生まれ直す柔らかな世界は、常に溢れ出している。タイトルの「郷愁」は、私の大叔父にあたるシュルレアリストの画家・浅原清隆(1915-1945)が、1938年(昭和13年)に描いたペインティングと同じタイトルである。


幻想的でとても綺麗でした。
一番大きなスクリーンには海岸の動画が流されており、波の音も相まってとても心地よい空間です。
何故か安らぎを感じることが出来ました☺
sync 【「THE SNOWFLAKES」from TOBIU ART COMMUNITY】
この作品が最後となります。
最後のアーティストは、「THE SNOWFLAKES」from TOBIU ART COMMUNITY
テーマは、sync
「THE SNOWFLAKES」from TOBIU ART COMMUNITY:2020年に韓国の済州島にて開催予定だった企画展の為、飛生アートコミュニティー(北海道)で結成されたチーム。メンバーは、発案者の奈良美智、飛生アートコミュニティーのアーティストである国松希根太、小助川裕康、岡山三彩の4人で結成されている。

sync 2020年に飛生アートコミュニティー(北海道)で結成された「THE SNOWFLAKES」による結晶を使ったインスタレーション作品。これまでに海の漂流物を組み合わせたインスタレーション作品を展開してきたが、今回は拠点の北海道と沖縄を海でつなぐ思いを込め、北と南の海水の結晶(塩)などを使ったインスタレーションを旧塩屋小学校の教室で展開する。 2020年に韓国の済州島にて開催予定だった企画展のドキュメンタリー作品「THE SNOWFLAKES」(映像:高張直樹)も公開予定。


真っ暗な中に行くとも吊り下げられた透明な天板の上に砂や木などが置かれていました。
その天板自体を見るとただ無造作に散りばめられた様に見えますが、その下の影を見ると絵のようなものが映し出されておりました。
顕微鏡を覗いているようなそんな作品でした。
端っこの机の上には、実物の顕微鏡とプレパラートに載せられた沖縄・北海道の海の塩が置かれており自由に観察できるようになっておりました。
久しぶりに顕微鏡を使って学生時代に戻ったような感覚に、塩の結晶もとてもきれいに見ることが出来ました❆
最後に
皆さんいかがでしたでしょうか??
今回は時間の関係上辺土名商店街、オクマプライベートビーチリゾート、塩屋小学校の展示しか見に行くことができませんでした。
他にも沢山の展示会場がありますので、次回またやんばるアートフェスティバルに行くことがあれば全て制覇したいと思います。
今回のやんばるアートフェスティバルでは、なつかしさや、日常にあるアートを感じることができるアートフェスティバルでした。それぞれの作品を見る度に色んな感情が沸き起こりとても忙しかったですが、有意義な時間を過ごせたかと思います。
日常にアートを感じれるよう、スマホばかり見ないよう心掛けていこうと思います✊
皆さんも機会があればぜひ足を運んでみて下さいね~♪
長くなりましたが、最後までご覧いただき有難うございました!!
皆さんもアートな一日を過ごせるよう願っております👐
ではまた次回の記事でお会いしましょう~👋
やんばるアートフェスティバル
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Twitter:https://twitter.com/yanbaru_art_fes

大阪から沖縄へ移住してきました!!
写真・映画・音楽・旅が大好き♡ Hang-Loose精神で沖縄ライフを楽しんでおります♪
晴れの日には夕陽を求めてどこでも行っちゃいます🚙
皆さんの沖縄旅行が少しでも特別になるような沖縄情報を発信していきます!!よろしくお願いします☆
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